レンタカーで海外旅行体験記

レンタカーを借りる

まず、事前に少し準備がいります。
国際運転免許証を取得します。これがないと外国で運転できません。
「外国でも日本の免許証で大丈夫だった」という話をよく聞きます。だから日本の免許証で大丈夫だと思ってしまう人がいるようですが、 これは日本と外国では物事の考え方が違うためです。
日本は世界のガラパゴスと言われ、日本独特の考え方をします。
免許証もその一つで 日本では「車を運転する時は免許証を所持していなければならない」と免許証を所持するという形式で物事を考えます。 だから国際運転免許証を所持するルールになっているのか なっていないのかを知りたいと思うのです。
ところが外国では免許証がなぜ必要なのかを考えます。 外国の人は「車を運転する時は自分に運転資格がある事を証明できなければならない」と考えています。 運転資格がある事を証明する一番簡単な方法は免許証を見せる事ですから、結果として車を運転する時は免許証を持って運転することになります。
こう考えると、日本人が外国で運転資格がある事を証明する一番簡単な方法は国際運転免許証を見せることですから、 外国では国際運転免許証が必要なのは当然の事となります。
つまり形式的に国際運転免許証がいるのかいらないのかではなくて、自分に運転資格がある事をどうやって証明するのかなのです。
ちなみに、レンタカーを借りる時に日本の免許証で大丈夫だったのは、そのレンタカー屋の人が日本の免許証に詳しく 日本の免許証でその人に運転資格があることが確認できたので車を貸してくれたのです。
もし警官に呼び止められ運転資格がある事を証明しなくてはならなくなった時、 日本の免許証に相手の警官が詳しくなかったら困った事になります。
さらに相手国の交通法規も事前に調べておきます。


では、いよいよ、ケアンズの向けて出発です。

ケアンズまでの行き方は省略します。出国や入国手続きが必要ですが、これはツアーで何度か海外旅行をすればやり方はわかると思います。

ケアンズに到着しました。ケアンズ国際空港はローカル空港のような小さな空港です。 入国審査を追えて出口から出るとそこはこじんまりした場所でした。
レンタカーは hertz を予約していますが hertz のカウンターが右の方に見えます。しかし、いきなりカウンターには行きませんでした。
まず、状況確認です。実際にレンタカーを受け渡しをしている所に行って予備知識を仕入れてからの方がなにかと安心できます。

で、空港の建物を出るとどこかでレンタカーの受け渡しをしている所がないかと探しました。少し歩くと hertz の看板と矢印があります。 これだと思って矢印の方に行きましたが それらしい物はまったくありません。仕方なく戻ってくると また hertz の看板と矢印、 しかも今度の矢印は逆方向。よく見ると二つの看板が50mくらい離れて立っていて矢印はその間を示しています。 そして、その間には3台くらいの車が停めてあります。多分、これが今日貸し出すレンタカーです。ここに持ってきて置いてあるのです。
しかし、そこには誰もいませんでした。しばらく、そこで様子を見ていましたがレンタカーの受け渡しはやっていません。 仕方なくカウンターの所へ行くことにしました。

カウンターで予約の書類と日本の免許証、それと国際免許証を見せました。
黒人のおばさんがなにやらブツブツ言いながら事務処理をしていますが何を言っているのかまったくわかりません。
やがてそのおばさんが手を差し出して「クレジット」と言いました。不思議なものです、ちゃんと聞き取れます。 たぶん、相手が日本人なので聞き取れるようにゆっくり発音しているからだと思いますが聞き取れるものです。
で、クレジットカードを出します。何かの機械に通すとすぐに返してくれました。
そのおばさんが「リターン、ガソリン、マンタン」と言いました。たぶん、返すときはガソリンを満タンにしろ、と言う意味らしいです。 ちなみに「マンタン」の部分はそのまま日本語でした。
「OK」と答えます。OKって便利です。何でもこれでOKです。
それからキーをくれて、さっき車が置いてあった方を指差します。
えっ、これって自分一人で行けってことか? ちょっとビックリです。
で、私も、車の方を指差して「OK? OK?」と質問します。
するとおばさんが「OK」と言います。どうやら一人で行くらしいです。
鍵と書類を受けとるとそのまま家内の方に向かいます。ちょっと後ろを振り向いて、なにか勘違いしてないか確認しましたが、 おばさんは普通の顔をしています。このまま行ってしまっていいようです。

家内と一緒に荷物を持ってレンタカーの所に行きました。
キーに付いてる札に書いてあるナンバーの車を探します。すぐに見つかりました。鍵を開けると荷物を積み込みます。 でも、本当にこのまま乗って行っていいのかちょっと不安です。
幸い、車を返しに来た人がいて、どうも日本人らしいです。で、その人に確認すると、このまま乗って行っていいらしいです。 大雑把と言うか、性善説と言うか、ともかくものすごく合理的に出来ています。
でも、これでレンタカーを無事に借りることができました。



レンタカーがあったあった

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