近づく銀河のパラドックス

私の定常宇宙論


面白いパラドックスがあります。私が考えたパラドックスです。
名づけて「近づく銀河のパラドックス」です。

ビッグバン理論では空間は膨張しています。しかし、太陽系は膨張しません。なぜでしょう?

これは膨張の力と重力が吊り合ってあるからだと考えられます。
惑星に働く外向きの力は遠心力と空間の膨張による力です、これに対して内向きには重力が働く、 これがつり合っているから同じ軌道を回り続けていると考えることができます。
銀河が膨張しないのも同じ理屈です。


では、天の川銀河と隣のアンドロメダ銀河ではどうでしょう。
どちらも宇宙の初期の頃からあった銀河です。もし、 宇宙が今の10分の1の大きさだった時はこの二つの銀河はどういう位置関係にあったのでしょう。

まず、10分の1の距離にあったと考えてみます。そして空間が膨張するにつれて離れて行き 現在の距離まで離れてしまったと考えます。
しかし、今この二つの銀河は接近中です。今も空間は膨張しているはずなのに今は接近しています。 これはどう考えたらいいのでしょう。昔の方が距離が近かったから重力が大きかったはずです。 それなのにこの距離まで離れてしまった。なのに、なぜ今は接近しているのでしょう。 空間が膨張したためにここまで離れたのなら今も離れつつないとおかしなことになってしまいます。

だとしたら、初期に10分の1の距離にあったと言うのが間違いとなります。

つまり、宇宙が10分の1の大きさの時も現在とほぼ同じ位置関係かやや遠い位置にあって 空間が膨張してもその重力で引き合い現在の状態になっていると考えるのが自然です。 これなら今二つの銀河が接近中である事をうまく説明できます。


しかし、そう考えると宇宙の初期のころからあって今現在接近中の銀河には全部この理屈が 当てはまってしまいます。

銀河団や超銀河団など充分に古い銀河が含まれていてその重力で接近中の銀河が宇宙には たくさんあります。それらの銀河が全部、宇宙が今の10分の1の大きさだった時も ほぼ今と同じ位置関係にあったことになります。
これだけ巨大な構造物を今の10分の1の大きさの中に入れたらどうなるでしょう。 おそらく重なり合う所がでてくるはずです。重なり合う所の銀河がなぜ別々の方向に動いたのでしょう?


これが近づく銀河のパラドックスです。


もちろん私にも答えはわかりません。しかし、宇宙がビッグバンから始まり宇宙が膨張していると 考えるとこのパラドックスが起きてしまいます。
宇宙は膨張しているのでしょうか?




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