ネット投票をどうやるか?

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2016年06月25日

舛添都知事が知事を辞めると選挙に50億円かかるから都知事を辞めない方がいいと言う人がいました。
まあ、本筋を見誤っていると思いますが、もしこの件を問題にするなら選挙に50億円もかかるかって方でしょう。
なんで選挙にそんなに金がかかるのか、明細を見たいものです。そんなにかかるわけがありません。
たぶんこれが民間企業なら遥かに安く同じことができるでしょう。役人ならではの費用でしょうね。

ところで、選挙を安くするにはやはりネット投票でしょう。インターネットで自宅から投票できればこんな便利なことはありません。ぜひ実現して欲しいものです。

では、どうやってネット投票をやるか?

ネット投票には、
1.一人一票しか投票できない、いう仕組みと
2.誰が誰に投票したのかわからない、という仕組みが必要です。

まず、一人一票を実現するには、投票番号のような桁数の大きなランダムな数字を作り、それを有権者に配ることによって実現できます。
ネット投票システムに入力された数字が投票番号として登録されているかをデーベースで照合すればいいのです。
桁数の大きなランダムな数字ですからデタラメに入力したのではまず一致することはありません。また同じ番号で複数回投票があっても2回目以降は無効とすればいいのです。(複数回投票は公開して本人が確認できるようにし、第三者による不正投票なのかを調べる必要があります)

次に投票の秘密性ですがこれは電子的にやるより物理的にやった方が確実だと思います。電子的にやると、このシステムは投票の秘密が守られていますといくら宣伝しても、どこかに調べる方法があるんじゃないかと疑ってしまいます。

では、どうするか?

のりで閉じられていて、剥がすともうひっつかないハガキがあります。あれを利用するのです。
まず、あのハガキの糊付けされる面に投票番号を印刷します。
印刷したらハガキ1枚1枚に切り離してこれをかき混ぜます。
もちろん機械で大量に大掛かりにかき混ぜてどの番号がどのハガキに印刷されたのか全くわからなくします。
そして、この印刷の工程はすべて立会人に公開し確実に投票番号がわからなくなっている事を保証します。

その後でこのハガキに有権者の宛先を印刷し、郵送なり世話人による配布などで有権者に配布します。
こうすればどの投票番号が誰に送られたかまったくわかりませんから投票の秘密を守ることができます。

こうすれば上記2つを満足できますからネット投票はわりと簡単に実現できるのではないかと思います。


次に、選管が信用できない場合についても考えてみます。
電子的に集計しますからネット投票システムに不正が忍ばせてあるかもしれません。
アメリカの大統領選挙は電子システムによる集計だそうですが(ネット投票ではない)集計に不正があるのではと以前から噂されています。

選管が不正をやる場合は大きく分けて2種類あると思います。

一つは集計をごまかすこと。
これは投票された投票番号と投票先をすべて公開することによって防げると思います。
投票番号と投票先を公開しても誰がどこに投票したかはわかりませんし、投票した本人なら投票先が正しいかを確認できます。

ふたつ目は幽霊投票。
投票番号を自分のところで作るのですから選管なら投票番号を知ることができます。だからこの投票番号を使って幽霊投票をすることが可能です。
これを防ぐには投票番号を作れる組織を複数作るしかないように思います。(それでも二つくらい。たぶんふたつ目は野党第一党)
複雑になりますが、有権者にはハガキが2通送られてきます。投票の時も二つの投票番号を入力しなければなりません。そしてこの二つの投票番号が有効でないと投票は有効になりません。
こうすることによって投票番号が作れる組織は自分の所の投票番号はわかっても相手のところの投票番号がわかりませんから幽霊投票はできません。


まあ、こうすることによってネット投票は可能だと思います。
ぜひ、実現することを望みます。




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